Brand Story

ESTNATION ショッパーリニューアル

ESTNATION ショッパーリニューアル

「ラグジュアリーの本質」を、手にする一瞬にも。

「The Essence of Luxury」

「ESTNATION」が掲げるのは、単に高価なものを扱うことではなく、ものの質、つくり手のこだわり、そしてそこから生まれる体験までを含めた、ラグジュアリーの本質です。
今回REGANは、ESTNATIONからショッパーリニューアルのプロジェクトパートナーとしてお声がけいただきました。
一見すると、ショッパーは商品を持ち帰るためのツールです。しかし、ラグジュアリー・スペシャリティストアにとって、ショッパーはお客様が店を出たあとも手元に残り、街を歩き、家に持ち帰り、誰かの目に触れるもの。
つまり、ブランドとお客様との時間を、店舗の外へと延ばしていく重要なブランド接点でもあります。
だからこそ今回のプロジェクトでは、単に「美しい紙袋」をつくるのではなく、ESTNATIONらしい品格と世界観を保ちながら、現場での使いやすさや、お客様への細やかな心遣いまで含めて、ショッパーのあり方を多角的に検証しました。

ESTNATION ショッパーリニューアル

美しさだけではなく、「使われ方」までデザインする。

今回のプロジェクトでは、ブランドロゴ刷新というタイミングも重なっていました。ショッパーには、さまざまな商品やギフトに対応できるサイズバリエーションが必要。一方で、サイズが増えすぎれば、店舗での管理や使い分けが複雑になる。そこで、ブランドとしての美しさと、現場での合理性。その両方を成立させることをひとつのテーマとしました。
まず、従来6種類あったサイズパターンを5種類へ、がクライアントのオーダー。ただ減らすのではなく、現場のスタッフの皆さまから具体的な使用シーンやリクエストを伺い、必要なサイズを検証。数十にも及ぶ組み合わせの中から、実際の商品の入り方や持ちやすさ、店頭での運用性を考慮しながら、最適なサイズ構成を提案しました。
その際、単に機能だけからサイズを決めるのではなく、日本で古くから建築や美術などに用いられてきた「白銀比」をひとつの設計指針として提案。異なるサイズのショッパーが並んだときにも、単体ではなく「群」として美しく見える比率を探り、その考え方をもとにサイズ案を提示しました。最終的に5種類となったサイズ展開のうち、4種類はREGANが提案したサイズが採用されました。
理論だけに頼るのでも、感覚だけで決めるのでもない。美しさの原則を起点に現場での使いやすさと検証を重ねる。そのプロセスにより、実用性と美観の両立を目指しました。さらに重要だったのが、ショッパーを一枚ずつではなく、「群」として見たときの美しさです。サイズが異なっても、並んだときにESTNATIONらしい統一感があること。ロゴの位置や大きさ、紙の素材、厚み、型押しなどの加工についても、ブランドとしての見え方や使用感を踏まえ、ブランド価値の観点からショッパーのあり方を提言しました。試作が上がるたびに店舗の現場からフィードバックをいただき、その内容をもとに、ESTNATIONさま、紙袋メーカーさま、そしてREGANで、サイズや仕様についても方向性を何度も検証。それぞれの専門性を持ち寄りながら、対話と検証を重ね、より良い着地点を探っていきました。

ESTNATION ショッパーリニューアル

ショッパーは、ブランドの余韻をつくる。

最終的に目指したのは、「使いやすい紙袋」でも「高級感のある紙袋」でもなく、その両方を自然に感じられるショッパーでした。手にした瞬間の質感。歩いているときの佇まい。店を出たあとに目に入るロゴ。そして、自宅に持ち帰ったあとも残るブランドの余韻。ショッパーは、商品を購入した瞬間に役割を終えるものではありません。むしろ、購入体験の余韻をつくり、ブランドとの接点を日常へ持ち帰ってもらうものです。だからこそ、そこにはESTNATIONが大切にしてきた品格や美意識が、過剰な主張ではなく、静かに感じられることが重要でした。
機能性を高めながらブランドとしての存在感も高める。現場の使い易さを追求しながら、お客様への心遣いも忘れない。
ブランドの価値は、ロゴや広告だけでなく、手にする一枚のショッパーにも宿ります。だからREGANは、デザインを見た目だけで捉えず、ブランドの価値を一つひとつの接点でどう体験として届けるかを考えます。
細部に宿る価値までデザインすること。それが、ブランドの記憶をつくっていく。

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