Brand Story

次の来間島を創造する委員会

次の来間島を創造する委員会

ヤシガニ・ウミガメの島宣言

島を守るのではなく、島とともに未来をつくる

宮古島から長い橋を渡った先にある、来間島。
かつて年間100を超える神事や祭祀が行われ、「神々が住まう島」とも呼ばれてきたこの島には、ヤシガニやウミガメが生息する豊かな自然と、夜の明かりや喧騒がほとんどない環境が残されています。そして、満天の星空。
その自然を求めて訪れる人が増える一方、宿泊施設の開設などによって観光客が集中し、住民の暮らしや自然環境への影響も懸念されるようになっていました。来間島に必要なのは、観光客を遠ざけることなのか。
それとも、島を訪れる人自身が、この島の未来を考えるきっかけをつくることなのか。

次の来間島を創造する委員会

「現地現物現実」で、島を知る

島民の方とのご縁から始まったオンラインでの意見交換。島の現状や課題、これからの活動について話を重ねるうちに、私たちは実際に島へ行き、島の空気を感じなければ本当の答えにはたどり着けないと考えました。そこで、1週間の滞在を決めました。
大手企業の広報部長、国際交流活動家、そして私たち「komon」。異なる経験と視点を持つメンバーで島に入り、島民の皆さんの声を聞き、原チャリで島のあちこちを巡りました。宮古島とは橋でつながっていても、島の環境も、空気感もまったく違う。
そして夜になると、満天の星空が広がる。毎晩、その圧倒的な自然を体験することで、来間島が守るべきものは何なのかを、少しずつ実感していきました。
「来ないで」ではなく、「一緒に考えてほしい」。話し合いを重ねる中で見えてきたのは、来島者を隔てたり、禁止事項を増やして壁をつくるのではなく、共存共栄を目指すという方向性でした。
島に来た人にも、島の未来を一緒に考えてもらう。 そのためには、まず来間島がどんな島なのかを、強く、わかりやすく伝える必要がある。
そこで生まれたのが、「ヤシガニ・ウミガメの島」という宣言でした。
絶滅危惧種であるヤシガニを守り、ウミガメをはじめとする生きものと共生する島。 その意思を、島を訪れるすべての人に伝えるための、ひとつの共通言語です。

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宣言を、島の一つのシンボルへ

私たちは「regan&komon」として、宣言の核となるロゴマークと宣言文を開発。レガンはロゴマーク、komonは宣言文です。
単なる観光PRではなく、島民と来島者が共有できる「未来への約束」としてデザインしました。
来間島を訪れる人を「観光客」として区切るのではなく、島の豊かさをともに守り、伝えていく仲間として迎える。
その思想を、ひとつのマークとことばに込めました。ブランドとは、地域の未来をつくること。
「ヤシガニ・ウミガメの島宣言」は、ロゴをつくって終わるプロジェクトではありません。
島民の皆さんによる継続的な啓蒙活動とともに、少しずつその考え方を広げています。
自然を守ることと、人を迎えること。その両方を大切にしながら、来間島らしい未来を考えていく。
私たちが大切にするのは、地域に眠る「らしさ」を見つけ、それを未来につながる価値へ変えていくこと。
ブランドは、企業や商品のためだけにあるものではない。地域の未来を、ともにつくるための力にもなる。

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