Brand Story
製品の価値は、つくっただけでは伝わらない。
製品の価値を、どのように見せ、感じてもらい、選んでもらうのか。
パッケージデザインには、製品の魅力を可視化し、ブランドの価値を生活者へ届ける重要な役割があります。
ミルボン様にて、「ブランド力の創造と強化の視点からパッケージデザインをディレクションする」をテーマに、全3回の企業内セミナーとワークショップによる連続講座を実施しました。対象は、パッケージデザインのディレクションを担当される皆さま。日々、製品の本質的な魅力を見つめ、それを最適なパッケージとして市場へ届けるために向き合われています。だからこそ今回の講座では、単にパッケージデザインの知識を学ぶだけではなく、パッケージをブランドの視点から捉え直し、製品の未来を考えるための視点を共有することを目指しました。

「プロの道具」と「暮らしの中で価値を感じる存在」
私たちは、ミルボン様のパッケージデザインを考えるとき、常に意識していることがあります。
それは、「プロの道具としての機能」と「生活者の日常の中で感じられる価値」の両立です。ミルボン様の製品は、美容室という特別な場所で、美容師という髪のプロフェッショナルが使うもの。一方で、その先には製品を手に取り、毎日の生活の中でその価値を実感する生活者がいます。
プロフェッショナルから信頼される確かな機能性と、センスを感じるプロダクト。そして、生活者の感性に響く佇まいや美しさ。
この二つを高い次元で両立させることは、ミルボン様のパッケージデザインにおける重要なテーマのひとつだと考えています。
そのためには、製品の魅力を理解するだけではなく、ブランドとして何を伝えるのか、どのように見せるのか。そして、美容師とその先の生活者に、どのような価値を届けていくのか。担当者の皆さまが、確かな意志を持ってパッケージデザインをディレクションしていくことの重要性は、これからますます高まっていくと私たちは考えています。そのためには、ブランドづくりやパッケージデザインを担うクリエイティブ会社との間で、「何をつくるか」だけではなく、「なぜそうするのか」を共有できる言葉と視点も必要になります。

知識を得るだけではなく、「明日から使える視点」へ
3回にわたる講座では、講義だけでなく、ワークショップを通して自ら考え、意見を交わしながら、パッケージの見え方やブランドとの関係性について、さまざまな角度から考えていただきました。今回の講座を通じて私たちが特に印象に残ったのは、パッケージデザインを「デザインそのもの」として捉えるだけでなく、その先にあるブランド価値まで考える視点を、皆さまと共有できたことです。
どのように見せるか。 なぜ、そう見せるのか。 そのデザインが、ブランドにどんな印象を与え、どんな価値を積み重ねていくのか。
パッケージを起点に、製品、ブランド、美容師、そして生活者との関係まで視野を広げて考える。
「パッケージをつくる」から、「ブランド価値をつくる」へ。
そんな視点を、日々の業務に活かしていただくことが、今回の講座で目指したことのひとつでした。
実際に、「今日の業務から、すぐに取り入れたい」という声をいただけたことも、私たちにとって大きな励みとなりました。
知識として終わるのではなく、実際の商品開発の現場で使える視点へ。そして、その視点が一つひとつの製品に活かされることで、ミルボンというブランドのさらなる価値につながっていく。それが、今回の講座を通じて私たちが願っていたことです。

パッケージから、ビジネスを前へ。
パッケージは、製品を包むためだけのものではありません。そこには、企業の思想があり、製品の価値があり、ブランドの未来があります。
だからこそ私たちは、パッケージデザインをつくるとき、製品の本質的な価値を見つめ、その価値をブランドとしてどう伝え、どう選ばれる存在へ育てていくのかを考えます。
戦略とデザインをつなぎ、ブランドの可能性を広げていく。今回のミルボン様での企業内講座も、そのためのひとつの取り組みでした。パッケージデザインを起点に、製品の価値を高める。そして、その先にあるブランドとビジネスの未来を動かしていく。
ミルボン様がこれから生み出していく新しい価値。
その進化に、私たちもパートナーとして寄り添い、ともに新しい可能性を拓いていければと考えています。