Brand Story
クフウノトビラ(クフウノ)
- CD / AD / D : Regan Group
- CL : Kufunotobira
- Category : Brand Story
B to Bで培った機能価値を、B to Cで選ばれる感情価値へ
プロの価値を、「見て、触れて、感じられる」ブランド体験へ
B to B市場では、性能やスペック、専門性そのものが価値を伝えてくれます。一方、B to C市場では、それだけでは十分ではありません。商品を手に取る前から、「使ってみたい」「楽しそう」「暮らしに置いてみたい」と感じてもらう。機能価値を、生活者の感情を動かす価値へと変換することが、ブランドを育てるためには重要です。
2024年、丸善化工様からお声がけいただき、B to C市場への挑戦を共に進めるプロジェクトパートナーとして、クフウノトビラのブランド開発がスタートしました。新たに誕生する企業のブランディングから、商品企画、カラーリング、パッケージ、WEB、SNSまで。企業CIやブランドメッセージの開発だけにとどまらず、生活者とのあらゆる接点を一貫した視点でデザインしていきました。
そこで私たちが着目したのが、B to B市場で長年培われてきた「プロの工夫」です。

専門家だからこそ知っていること。現場だからこそ生まれる知恵。一見すると小さな工夫の中にこそ、B to C市場で新しい価値となる可能性がある。その価値を見つめ直し、「キレイ」をもっと楽しく、もっと前向きに捉えられるブランドへと再構築しました。

ブランドの思想を、ひと目で伝わる視覚言語へ。
クフウノのブランドを特徴づけるのが、鮮やかなコーラルオレンジ、吹き出し風の独特のキービジュアル、そして特徴的なロゴ。
ひと目で視線を引きつけるコーラルオレンジは、明るさや楽しさに加え、清潔感も感じさせる色。「キレイにする」という行為を、義務ではなく、前向きに楽しむものへ変えていくブランドの姿勢を表現しています。
吹き出しを思わせるキービジュアルには、プロが培ってきた「工夫」を生活者へ届け、そこから新しい気づきや会話が生まれていくイメージを込めています。そして、特徴的なロゴのフォルムには、「一人ひとりが輝きだすブランドへ」というブランド思想を反映。
これらを単なるデザイン要素として扱うのではなく、企業CIから商品、パッケージ、WEB、SNSまで一貫させることで、「プロの工夫を、暮らしの中の新しい価値へ。」というブランドの考え方そのものを、ひとつの視覚言語として構築しました。

「プロの工夫」を、「クフウノ」という記憶へ
ブランドを育てるには、良い商品をつくるだけでは十分ではありません。「この商品がいい」から、「クフウノだから選びたい」へ。
そのためには、一つひとつの商品にブランドとしての共通性と一貫性を持たせ、商品を見た瞬間に「クフウノらしさ」を感じてもらうことが重要です。コーラルオレンジ、吹き出しを思わせるフォルム、特徴的なロゴ。
これらが商品ごとのパッケージに一貫して現れることで、商品そのものだけでなく、その背景にある「プロの工夫」まで想起されるブランド体験をつくっています。そして、見た目でブランドを認識する。使って価値を実感する。体験を通じてブランドを記憶する。
この積み重ねが、商品単体の価値を超えて、「クフウノ」というブランドそのものを生活者の中に育てていきます。

第一弾となる「クフウノスポンジ」の発売から、まだ1年余り。取扱い店舗は全国で450店舗を超え、店舗・EC・通販など販売チャネルも広がり、商品ラインアップも拡大しています。一つの商品から始まったブランドが、少しずつ市場の中で認識され、次の商品への期待を生み始めている。それは、「商品が売れている」ということだけではありません。ブランドが記憶され始めている。ブランドが記憶されれば、そこには次の選択につながる信頼が生まれます。
一つの商品で生まれた「工夫」の記憶がブランド全体への期待となり、新商品、新しい顧客、新しい市場へと可能性を広げていく。